シニアソムリエの家飲みワイン&つまみブログ

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【連載】シニアソムリエのワイン産地訪問記#2イタリア・トスカーナ/キアンティ編『イゾレ・エ・オレーナ』

前回のモンタルチーノからフィレンツェで食を楽しみ、やってきたのはキアンティ地区です。

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ワイン好きならご存知の『キアンティ』『キアンティ・クラシコ』を生産しているエリアです。

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訪問したのはキアンティを造る品種『サンジョヴェーゼ』の指標ともいわれるワイナリー!

『イゾレ・エ・オレーナ』です。

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イゾレ・エ・オレーナは北イタリア・ピエモンテ州で代々ワイン造りを行う『マルキ家』がキアンティ・クラシコのエリアに設立したワイナリーです。

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1976年に現当主の『パオロ・デ・マルキ氏』が3代目となり、キアンティ地区の革新を図りました。

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特にサンジョヴェーゼ種を深く追求し、遂にサンジョヴェーゼ100%のフルボディタイプを完成させます。


これまでの軽やかなキアンティとは明らかに異なる、長期熟成にも耐える力強いキアンティ・クラシコを生み出す生産者として広く知られるようになりました。

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余談ですが・・・

キアンティは赤ワインですが、1870年頃サンジョヴェーゼの硬さを和らげるために、白ブドウの『マルヴァジーア』も少しブレンドされていました。サンジョヴェーゼ70%、カナイオーロ(黒ブドウ)20%、マルヴァジーア10%の比率です。


これはキアンティの生みの親ともいわれる『バローネ・リカゾーリ』を所有していた、リカゾーリ男爵が早飲み出来るように考案した比率です。


本題戻りまして、イゾレ・エ・オレーナの話し(^^)


サンジョヴェーゼによる力強くエレガントなキアンティを造り出したマルキ氏は、カベルネ・ソーヴィニョンやシャルドネなどの国際品種にも力を入れて、世界的に高評価を受ける話題の生産者となりました。

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ワイナリーはキアンティ・クラシコ地区中部の『バルベリーノ・ヴァル・デルザ村』にあり、標高約300〜500mの冷涼なエリア『イゾレとオレーナ』という2つの畑を合わせて造られました。

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『ガレストロ』と呼ばれる、石灰や粘土の岩盤(スレート)の土壌は『水捌けや保湿』などのバランスが良く、ブドウにも程よい酸と豊富なミネラル分を与えてくれます。


畑の位置と気候、土壌について説明聞いたら、醸造所に移動(^^)

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醸造はステンレスタンクにて温度管理され発酵を行います。発酵途中の果汁を別のタンクに移し、残った果皮と種子などの果帽(かぼう)を空気に触れさせた後に果汁を戻す『デレスタージュ』という作業を行います。これにより滑らかでリッチな味わいに仕上がります。

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熟成にはフレンチオーク(樽)を使用し、ワインのクラスにより1年〜5年と期間を分けて蔵のカーブで寝かされます。

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樽熟成のあとに瓶熟成を行い、期間を経て出荷されます。

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醸造所を見学したら、いよいよテイスティングタイムです(^^)♫

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テイスティングワインは?

【キアンティ・クラシコ

サンジョヴェーゼ80%、カナイオーロ20%

スタンダードクラスのキアンティ・クラシコで、程よいタンニンと酸味が特徴のミディアムボディです。


【チェパレッロ】2004年、2007年

サンジョヴェーゼ100%で造られる、イゾレの革新したキアンティ・クラシコを表すフラッグシップの銘柄です♫


アメリカンチェリーやプルーンのような凝縮感のある果実味とクローブやシナモンのようなスパイス系の風味を感じる力強いフルボディタイプです👊


力強さの中にサンジョヴェーゼ本来の綺麗な酸が溶け込んだエレガントさが、まさに指標といわれる由縁でしょう(^^)


3年のヴィンテージの違いで、熟成と共に素晴らしいブーケと余韻の長さをハッキリ感じる逸品です。国内では13,000円くらいです。

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テイスティングタイムが終わると、マルキ氏が近くのリストランテに連れて行ってくれました(^^)

そこで、改めてイゾレ・エ・オレーナのラインナップを比較テイスティングしながら、ランチタイム🍽

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凄い⁉️ラインナップ。

チェパレッロ2004、2005、2006、2007年


超希少なキアンティ・クラシコ

グラン・セレツィオーネ2013

グラン・セレツィオーネは2014年にキアンティ・クラシコの最上クラスに制定されました。

国内では35,000円くらい(^^)


その他、マルキ家の本拠地ピエモンテ州で造られるプロプリエタ・スペリーノのウヴァッジオ2014年とレッソーナ2013年も用意して頂きました(^^)♪


ウヴァッジオはピエモンテの品種『ネッビオーロ』とヴェスポリーナ、クロアティナのブレンド。レッソーナはネッビオーロ100%で造られています。


チェパレッロ、グラン・セレツィオーネは上質なボルドーワインやスーパートスカーナを思わせる華やかさ^_^


ウヴァッジオ、レッソーナは上質なブルゴーニュといったエレガントさが最高でした٩( 'ω' )و

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ワインに合わせた料理は、花ズッキーニとトリュフのゴルゴンゾーラソースのパスタ😋

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仔羊のカツレツ、野菜のフリット😋

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チンギアーレ(猪)🐗のラグーソースのパスタ😋

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キアニーナ牛のローストビーフ😋


やはりキアンティにはコレですね(^^)

フリット、猪、仔羊、牛!と内陸らしい料理!

ワインとの相性も合わないはずがない❗️


食後にパッションフルーツと苺のドルチェ🍓

一気に口の中が爽やかになります🍃

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まとめ

今回はトスカーナのキアンティ地区のイゾレ・エ・オレーナのワイナリー訪問記を紹介しました(^^)


キアンティ地区は広く、平野から標高の高い山間のエリアまで畑が広がっています。キアンティといっても、様々キャラクターの違うワインが沢山あるのも楽しみの一つです^_^


イタリア🇮🇹トスカーナに行かれる際は、是非、キアンティ地区に行ってみて下さい✈️

また、日本にも色々な味わいの素晴らしいキアンティが沢山ありますので、ワインを飲む機会がありましたら、是非味わってみて下さい🍷